Googleの検索履歴を見て

歳を重ねるほどに、時間が過ぎるのが早くなる。

それがありありと感じられるようになってきたので、昨年から日々何が起きたのかをスケジュール帳に残すようにした。
僕なりの時間の態度のひとつである。

誰に見せるわけでもないので、スケジュール帳に書く内容は結構適当だ。
その日調べたこととか仕事の内容とか、食べたものとか、テレビ番組を見て思ったこととか。
細かくルールを決めてしまうと続かなくなりそうだったので、とりあえず毎日何かしらを書くことだけを決め、書く内容の縛りは設けないようにした。

でも、最近はちょっとサボり気味。
空白期間が1ヶ月分くらいできたらその日何をしたのかを思い出しては埋め、またそれくらい空白期間ができたら思い出しては埋め、というターンを繰り返している。
今は3ターン目。

結局こうなんだよなあ……。

1ヶ月分にもなると、埋めるのが結構大変だったりする。
意識してないと昨日のご飯も思い出せないのだから。

じゃあどうやって思い出しているのかと言うと、Googleの検索履歴を使う。
仕事柄、Googleは必ず使うので、その履歴を見て、

なんでこれ調べたんだろう?
これ調べる前に何やってたっけ?
なんでこことここの時間、空いているんだ?

なんて自問をしながら、必死にその日の出来事を引きずりだしていく。

まあ、それでも全部思い出せるかと言ったらそうではないわけで。
結局、Googleの検索履歴にちょっとだけコメントした内容を書くこともあるので、このスケジュール帳に記録されているのはGoogleが残してくれた僕であって、それはその日々を過ごしてきた僕と同じなのかよくわからない、みたいな感じになっている。

Googleの検索履歴がもし仮に何かの拍子で消えたら、僕もまた消滅してしまうではないか、なんて思ったりもする。

今は僕以外、このパソコンは使っていないけど、もし家族が僕のパソコンを使ってネット検索なんかしたら、スケジュール帳に残すのは僕でも、残るのは家族っていう変な事態にもなるんだろうな。

いかん、いかん。
それじゃあ、何のために始めたのかわからない。

というわけで、またきちんとつけていきます。

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