Spotifyという音楽ストリーミングサービスで、お気に入りリストを作った。
気になる曲をポイポイと、何も考えずに登録していたはずなんだけれども……
そのリストを見返したら、どれも全部思い出のある曲だった。
酔っ払った友人が歌っていて、うまくないのに妙に感動した曲。
夜勤明けに10人くらいで飲んで、そのまま妙なテンションでカラオケに行ったときに聞いた曲。
好きだった同僚の結婚式の二次会で流れていた曲。
20代前半で亡くなった同級生が好きだった曲。
お気に入りになる曲には、みんなエピソードがある。
だから、
何度聞いても感動する。
何度聞いても口ずさみたくなる。
何度聞いても恥ずかしくなる。
何度聞いても何かがこみ上げてくる。
このリストは、“あのときの僕の気持ち”を思い出させてくれる。
流すたびに過去に浸れる。
僕だけが乗れるタイムマシンなのだ。