君はいつまで時間に振り回されながら生きるのか

君はいつまで時間に振り回されながら生きるのか。時間というものに向き合い始めると、いつもその問いに突きつけられる。 社会は僕の生活環境に一定のルールを敷く。 税金の振込票が届いたら、そこに記載されている期日までに一定の金額…

自発的に同じ経験を繰り返す大切さを、大人は忘れがちだ―『ふしぎなニャーチカ』を読んで―

リトグラフ作家の佐藤文音さんが、『ふしぎなニャーチカ』という絵本を出したというので買ってみた。 ゆめちゃんとともくんのふたりの姉弟が、おかあさんの誕生日プレゼントを何にしようか考える。自分たちのたからばこに入っているもの…

「価値観」という言葉は、胸に密かにしまっておくべきであって、人に言うものではない。

うまく自分の中で消化しきれていない言葉に「価値観」がある。 言葉の意味はわかる。その人特有の、ある物事や出来事に対する受け止めの仕方のことだろう。 先に言っておくと、僕の価値観という言葉そのものに対する態度は、どちらかと…

Facebookの様相が変わりすぎて、せつない気持ちになっている

2018年、フリーランスになったのを機にFacebookアカウントをまた使い始めた。2015年に一回離れていたけれど、僕のアカウントには200人くらいの友だちがいて、うまく活用すれば仕事のきっかけが、そこでも掴めるかもし…

何も知らない分野に触れるとき、僕は真っ先に新書を手に取る。

知らない知識を得たいときや、新しい分野に踏み込んでみたいとき、関連する新書を読むのがいい。 新書はわかりやすいものが多いし、コンパクトだからとっつきやすい。初心者にはうってつけな要素がそろっている。 でも、新書はちょっと…

僕たちは言葉によって生かされている―The Polyrhythmicsのライナーノーツを読んで

僕の友だちに、JAM FUNK BAND「Muff(マフ)」でギターを弾く、Maaくんという人がいる。その彼が、シアトル出身のバンド「The Polyrhythmics(ポリリズミックス)」のライナーノーツを担当した、と…

心と態度の成長は知らない世界に触れ、驚いたときにこそ促される

新しい人に会うことは、心を強く鍛えてくれるものだ。新しい物事に触れることは、心の余裕を広げてくれるものだ。それらは、絶海の孤島に隠されている、まだ誰も見つけていない財宝を手にするのと同じくらい価値あるものだ。 でも、知り…

結局SNSは「とりあえず付き合う」くらいがちょうどいい

コーヒーフロートが、どうしてもうまく食べられなかった。 僕は、どちらかと言うと、食べ物はそれなりに食感があるほうが好きだ。ご飯はカタめがいいし、麺もバリカタがいい。 だから、コーヒーフロートのアイスクリームも、溶ける前に…

スマホで“身近な理想”を探すのは楽しい。でも日常をないがしろにしてはいけない

以前、「自分だけは大丈夫、というのは、まるで見えない鎖だ。」という記事を書いた。 走行中のバス車内で、手放しでスマホを操作するのは危険だ。でも、そんな注意喚起に辟易する権利はない。僕たちも、それと同じくらいの危険性と、自…